
「肩の前面がズキッと痛む」
「腕を上げると二の腕の付け根がつらい」
「ゴルフやテニスの後に肩の前が気になる」
こうした症状を感じて、
「五十肩かな?」「年齢のせいだろう」と思っていませんか?
実は、肩の前面に限局した痛みの場合、
上腕二頭筋長頭腱炎(じょうわんにとうきんちょうとうけんえん)が関係している可能性があります。
五十肩ほど一般的には知られていませんが、
ゴルフ・テニス・水泳・野球など、肩を使うスポーツをしている方に比較的多く見られる症状です。
足利市のF.E.S整骨院では、
肩の痛みを「肩だけ」の問題として捉えず、
肩甲骨や姿勢、身体全体の使い方から確認するサポートを行っています。
今回は、この症状の特徴と確認ポイントを、専門的かつわかりやすく解説します。
上腕二頭筋長頭腱炎とは?
上腕二頭筋は、二の腕の前面にある筋肉で、
肘を曲げる・前腕を回す・肩を安定させるなど、複数の役割を持っています。
この筋肉は、肩甲骨から始まって肩関節の中を通り、肘まで伸びています。
肩の中を通る部分を「長頭」と呼び、
この腱が炎症を起こしたり、変性したりする状態が上腕二頭筋長頭腱炎です。
ポイント
痛みの場所は「肩の前面」「二の腕の付け根あたり」に限局しやすいのが特徴です。
腕を上げる・後ろに引く・物を持ち上げるといった動作で悪化しやすい傾向があります。
肩の中で何が起きているのか
肩は身体の中で最も可動域の広い関節です。
その分、安定させるために多くの筋肉と腱が複雑に関わっています。
上腕二頭筋長頭腱は、肩関節の中で「滑車」のような役割を果たし、
上腕骨の動きをスムーズにするとともに、肩の安定性にも貢献していると考えられています。
この腱は、結節間溝(けっせつかんこう)と呼ばれる骨の溝を通る際に、
周囲の組織と摩擦を起こしやすい構造になっています。
専門的な視点
繰り返しの摩擦や牽引ストレスが加わることで、
腱に微細な損傷や炎症が生じ、痛みとして自覚されるようになります。
進行すると腱の変性や、場合によっては断裂のリスクも指摘されています。
どんな人に起こりやすいのか
以下のような方に起こりやすい傾向があります。
- ゴルフ、テニス、水泳、野球など肩を使うスポーツをしている人
- 繰り返しのオーバーヘッド動作(腕を上げる動作)が多い人
- 四十代以上で、肩の使いすぎが続いている人
- 姿勢が悪く、肩が前に入っている(巻き肩)人
- 肩甲骨の動きが硬い人
- デスクワークで長時間同じ姿勢を続ける人
特にゴルフでは、スイング時のフォロースルーで肩が内旋する動作が繰り返されるため、
上腕二頭筋長頭腱に負担がかかりやすいと考えられます。
現れやすい症状
上腕二頭筋長頭腱炎でよくみられる症状は、以下の通りです。
- 肩の前面(二の腕の付け根)に痛みがある
- 腕を上げる動作で痛みが強くなる
- 後ろに引く動作でも痛む
- 二の腕の付け根を押すと痛い(圧痛)
- スポーツ後に痛みが残る
- 物を持ち上げるときに肩の前がつらい
- 安静にしていると痛みが軽減することが多い
痛みの程度には個人差があり、
「少し違和感がある程度」から「スポーツを続けられないほど痛い」まで幅があります。
なぜ起こるのか|負担が増えるメカニズム
主な原因は、繰り返しの負担と摩擦です。
上腕二頭筋長頭腱は、肩の中を通る際に骨や他の組織と摩擦を起こしやすい場所にあります。
この摩擦が繰り返されると、腱に炎症や変性が起こります。
負担を増やしやすい要因
- 練習量やプレー頻度の急増
- オーバーヘッド動作の多さ
- 肩甲骨の動きの硬さ(上方回旋の不足など)
- 姿勢の悪さ(肩が前に入る巻き肩)
- 肩周りの筋力アンバランス
- 休息の不足
なるほどポイント
「肩が痛いから肩だけが悪い」とは限りません。
肩甲骨の動きが悪い、姿勢が崩れている、体幹が安定していないなど、
周辺の機能低下が負担を増やしているケースも少なくありません。
自分で確認できるポイント
以下の項目で、当てはまるものがないか確認してみてください。
- 肩の前面(二の腕の付け根)を押すと痛い
- 腕を上げる動作で痛みが出る
- 後ろに引く動作でも痛む
- スポーツ後に肩の前面が痛む・違和感が残る
- 左右で痛みや感覚に差がある
- 最近、練習量やプレー頻度が増えた
- 肩が前に入っている感じがする(巻き肩)
2つ以上当てはまる場合は、上腕二頭筋長頭腱炎の可能性があります。
ただし、これだけで自己判断はせず、状態を専門家に確認することをおすすめします。
五十肩・インピンジメントとの違い
肩の痛みというと、まず五十肩を思い浮かべる方が多いです。
しかし、痛みの出方には違いが見られる場合があります。
- 五十肩(凍結肩):肩全体が痛く、動かす範囲が徐々に制限されることが多い
- インピンジメント症候群:腕を上げる途中で引っかかりや痛みが出やすい
- 上腕二頭筋長頭腱炎:肩の前面に限局した痛みで、特定の動作で悪化する
ただし、これらの要素が重なっているケースもあるため、
痛みの場所だけで自己判断せず、状態を確認することが大切です。
五十肩について詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧ください。
五十肩コース
ゴルフとの関係
ゴルフでは、スイングのフォロースルーで肩が内旋する動作が繰り返されます。
この動作が、上腕二頭筋長頭腱に繰り返しの牽引ストレスを加える一因になることがあります。
また、テイクバック時に肩甲骨の動きが不足していると、
肩関節に過度な負担がかかりやすくなります。
「ゴルフの後に肩の前面が痛む」
「ラウンドを重ねるうちに痛みが強くなってきた」
こうした症状がある場合は、肩だけでなく、
肩甲骨の動きやスイング時の身体の使い方まで確認する価値があります。
ゴルフ関連の他の症状については、以下のページも参考にしてください。
ゴルフ肘コース
こんな場合は医療機関への相談もご検討ください
- 強い痛みが突然出た
- 明らかな腫れ・赤み・熱感がある
- 外傷(転倒や打ち身など)の後から痛みが続いている
- 腕が上がらなくなった
- しびれや感覚異常がある
- 症状が長期間改善しない
肩の痛みには、腱板損傷やその他の疾患が隠れている可能性もあります。
気になる場合は整形外科などの医療機関で状態を確認してください。
F.E.S整骨院でできること
F.E.S整骨院では、
肩の痛みだけを見るのではなく、
なぜそこに負担が集中しているのかを、肩甲骨・姿勢・身体全体から確認します。
- 肩甲骨の可動性(上方回旋・後傾など)
- 姿勢と肩の位置関係(巻き肩の有無)
- 肩周りの筋肉の柔軟性と筋力バランス
- 動作時の身体の使い方
- 左右差
- スポーツ動作との関連
「肩が痛いから肩だけ」ではなく、
負担の背景にある身体の状態を整えることが、再発予防にもつながると考えています。
関連するコース・お悩み
肩やスポーツ障害に関するお悩みは、以下のページも参考にしてください。
その痛み、ひとりで我慢しないでください。
ここまで読んで、
「自分の肩の前面も一度確認してみたい」
「五十肩とは違う気がする」
と思われた方は、お気軽にご相談ください。
足利市のF.E.S整骨院では、
施術だけでなく、身体の状態や動きまで確認しながら、
一人ひとりに合わせた対応を行っています。
肩のトラブルはもちろん、
足の痛み・ゴルフの体調管理・身体の不調など、
身体のあらゆるお悩みに対応しています。
受付時間:9:00〜21:00
休業日:日曜日・祝日
「肩のブログを見て相談したい」とお伝えいただけるとスムーズです。
お電話・LINE・WEBからお問い合わせいただけます。
栃木県足利市のF.E.S整骨院が、あなたの肩の悩みをサポートします。

この記事を書いた人

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根っからの足利人が健康に対して本気で考え、[関わる全ての方を元気にする]ことを掲げて事業をしてきました。一生勉強一生健康が座右の銘です。現場では一生健康でいられる人が1人でも増えるように全力でサポートしていきます。是非お気軽にご相談くださいませ。
【保有資格】
柔道整復師/中高保健体育教諭免許/メディカルフィットネス協会ウォーキングトレーナー/ファスティングマイスター/ファイナンシャルプランナー





